保育園で新たに上履きなどが必要になったので、買い物に出かけた。と言っても、こらえ性のないルンバが買い物にずっとつきあっていられるわけがない。靴選びだけさっさと済ませ、ルンバと夫はプレイルームに出かけて行った。私はその間、冬物やら何やらをせっせと買い込む。
ようやく買い物を終わらせた約1時間後、夫とルンバのいるプレイルームへ。2人の姿を探すと、いたいた。小さなお家の中に、台所のセットがあるスペースがあるのだが、その中で遊んでいる。
ちょっと様子を見ていたら、ルンバはコンロの所に立ち、フライパンにハムやらグリンピースやらパンやら、とにかくいろんなものを放りこんで揺らし、炒め物を作る真似に夢中になっていた。できあがると一つひとつ「どーじょ!」と夫にふるまう。フライパンが空になると、今度は材料を小さな包丁で「トントントントン…」と言いながら刻み続ける。その面持ちは、真剣そのものだ。
「こんにちは〜」 と言いながら、お家の中に入ってみると、今度はルンバ、私にいろいろと料理をふるまってくれた。
おままごとにはあまり興味がないのかなと思っていたけれど、家にないからやらないだけで、実はよく見ているんだなあと感心してしまった母なのだった。
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