わんぱくルンバの冒険日記

2003年03月09日(日) 君の名は

 それは突然の出来事だった。

 今日もお気に入りの絵本『14ひきのあさごはん』を読んでいたルンバ。そのなかに出てくる小さな男の子ネズミを指差して、私が
「ルンバくんみたいだねえ」
 と言うと、
「ルンバ?」
 とくり返し、描かれているネズミを次々に指差して
「ルンバ! ルンバ! ルンバ!」
 と言い始めた。

 これまで
「ルンバ」
 という単語を口にしたことがなかったルンバがである。

 これはチャンスかも!と思い、ルンバに向かって
「お名前は?」
 と聞いてみた。

 すると彼はこう答えたのだ。
「ルンバ!」

 その後は夫と2人で拍手喝采雨あられ。
 ほめられたルンバは部屋中を飛び跳ねて、
「ヤッタヤッター!!!」
 と大喜び。

 今度は自分から
「おだだえは?ってやって!(お名前は、って聞いて)」
 と催促する始末。

 なんでルンバが自分のことを「おにご」と言うようになったのかも全くもって謎だったが、それが「ルンバ」に直ったのも本当に突然の出来事だった。これまでポリシーでもあるかのように、かたくなに「おにご」を貫いてきたのだ、彼は。でもこうやってきちんと言えるようになると、また一つルンバが大きくなった気がして、嬉しい反面、ちょっぴり寂しかったりして。つくづく勝手だね、親っていうのは。


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