朝の出来事。登園途中、保育園の建物が見え始めた途端に、ルンバが 「しぇんしぇー、いや〜!」 と騒ぎだした。
保育園の前に着くと、 「しぇんしぇー、いや! ほいくえん、いやー!」 とますます激しく泣き始める。
抱っこして教室まで連れて行くと、さらに泣く。先生の顔を見てまた泣く。「行ってくるね」と声をかけると、私にしがみついて、 「やだ〜! ママといく〜!」。
私も泣きそうになってしまった。
ルンバがこんな風に保育園を嫌がって、私と帰りたがったのは、入園以来初めてのことだ。これまでは、進級による新しい環境になじめなくて、ぐずっているだけなのだと思っていたけれど、もしかして本当に保育園や先生が嫌になってしまったのだろうか。不安が頭をよぎる。ルンバの泣き声を背中越しに聞きながら、保育園を後にした。
連絡帳によると、私が保育園を出た後は、おたまじゃくしを見て機嫌が直ったらしい。次はバケツを持ってアリ探しに仲間入りし、 「ルンバくんにも、ありさん、とって〜」 とずっと言い続け、先生がバケツに入れてくれると、 「ありがと」 とお礼を言っていたのだそうだ。昼間は楽しく遊べたようで、とりあえずホッとする。
お迎えに行ったら、園児たちが集合しているホールにルンバはおらず、帰り支度をしているクラスメートの子やママたちと一緒に、自分の教室にいた。私の顔を見て「ママ〜!」と教室を飛び出してくると、 「ほーる、やなの。ほーる、いかないの」 と言う。
ホールには2〜5歳クラスの子どもたちが集まって、一緒に遊んでいる。1歳クラスの時は、同じクラスの子だけか、加わっても0歳クラスの赤ちゃんがいたくらいだったので、割と自分のペースで遊びやすかったのだろう。いまは幅広い年齢の子たちが一緒にいる分、思い通りにいかないことが多いのかもしれない。そういう環境に慣れないのも、4月からのグズグズの一因なのかな。
しかし、確かに「じゃましないで」とか「だめ」とか言われることはあるかもしれないが、上のクラスの子たち、特に女の子たちは、ルンバのこと、すごく可愛がってくれていると感じるんだけどな。来週は機嫌よく保育園に行けますように。
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