ついこの間まで、ルンバは「くまさん」を「ぷかしゃん」としか言えなかった。何度「くまさんだよ」と言っても、返ってくるのは「ぷかしゃん」。それが突然、「くまさん」とキレイに発音できるようになった。
おお! と驚いていると、 「くませんせい、いっぱい」 と謎なことを言う。「くませんせい」とは、保育園の担任の一人だ。もちろん、そう呼ばれている先生は園には一人しかいない。なぜいっぱい? 疑問に思っていたら、昨日保育園に行ってみて理由がわかった。
お迎えに行くと、昨年から持ち上がりで担任をしてくれている先生がやってきて、私に話しかけて来たのである。 「私、去年からルンバくんにお供させていただいているんですけど、なぜだかルンバくん、先生のこと全部“くませんせい”と呼ぶようになってしまって…。私も“くませんせい”って呼ばれちゃうんですよ〜」
そう、この先生は「くま先生」ではない。
なぜだかルンバ、先生は全員「くま先生」だと思ってしまったらしいのだ。おいおい、先生は全員名前が違うんだよ。お友だちだって皆、名前が違うだろう。
今日は先生たちが一生懸命、自分の名前をアピールしたようで、少しずつ、「3人いる担任の先生は皆、名前が違う」ということがわかってはきた様子だが、まだ混乱しているらしい。お友だち一人ひとりの名前は覚えているのだから、恐らくそう時間はかからないと思うが…。先生、あともう少し、がまんしてやってください。
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