今日は夕方、2歳クラスに進級して初めての保護者会があった。ルンバの園は年2回、5月と2月に、クラスごとに保護者会が開催されるのである。
平日の午後4時15分からなので、会社勤めしている人は時間のやりくりが大変なのだろう。必ずしも全員出席というわけではない。私が15分ギリギリにあわてて会場の教室に駆け込むと、なんと一番乗りで驚いてしまった。
さて、保護者会といっても、今回は先生たちの配慮もあって、堅苦しい感じではなく、比較的ざっくばらんなものだった。まずは「2歳の特徴」をざっと説明。さらには、普段の子どもたちの様子を、先生たちが寸劇を上演して見せてくれた。
この寸劇、なかなかの熱演で、「そうそう、うちの子、まさにそんな感じ!」と観客であるお母さんたちの笑いを誘っていた。たとえば、なんでも「じぶんで!」やろうとして結局できず、かんしゃくを起こして、「やって!」と助けを求め、ようやくできて満足そうにしている姿。たとえば、自分が作った積み木を置いておいて、ほかの玩具で遊んでいたら、誰も使っていないからとほかの子どもがその積み木を崩してしまい、「○○ちゃんのなのに!」と怒りだす子どもの姿。つい笑って見てしまいながらも、内心では、そうそう、それに困っているのよねえと頭を悩ませているような題材ばかりだった。
特にわが家ではルンバの「じぶんでやるの!」に振り回されているところで、なるべくやらせてあげなきゃいけないのは頭ではわかっているんだけれど、時間のない朝などは焦ってしまい、葛藤があったのだが、保護者会で先生が言ったこんな言葉が胸に響いた。
「2歳というのは、なんでも自分でやりたがるけれど、うまくできなくて、一つひとつのことをやるのにとっても時間がかかる。すごくムダが多い年齢なんですが、でも、そのムダは大切なムダなんです」
「大切なムダ」。本当にその通りだ。つい大人が手出ししたくなってしまうけれど、それじゃいつまで経っても自分でできるようにならない。このごろはルンバも環境の変化にようやく慣れて、保育園に行く時の機嫌も良くなり、それに伴って寝起きも再び良くなってきたけれど、まだまだ支度に時間がかかる。なるべくゆとりを持って接してあげるためにも、朝は早起きをするようにしてあげないといけないなあ。
そんな感じでフリートーク中心の約1時間半。先生たちの望む活発な論議にはならなかったかも知れないけれど、私にとっては有効な時間だった。
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