祖父母と一緒に、親戚宅に泊まりにいった。ルンバのはとこに当たる年長さんの男の子もやってきたのだけれど、この男の子、ものすごい電車好き。親戚宅では子どもたちのために、プラレールをたくさん出して待っていてくれた。
わが家にはプラレールはない。初めてそんなに大量のプラレールを目にしたルンバは、大興奮。夢中になって遊びだした。ごはんにも見向きもしない。ちょっと食べるとすぐプラレール。はとこのお兄ちゃんにわがままばかり言って、線路を作ってもらったり、自分の好きなように電車を走らせてもらったり。お兄ちゃんも思い通りにならなくて、さぞイライラしただろうに、根気よくルンバの相手をしてくれた。
そうやって昼食をろくに食べなかったルンバ、夕食は食べるだろうと思いきや、こちらもろくに食べようとせず、すぐにプラレールのところに戻ってしまった。このままでは夜も寝ない勢いだ。それでは困るので、おじいちゃんとお風呂に入った後にはプラレールの部屋を真っ暗にし、 「もうこの部屋にはおばけが出るから、明日にならなきゃ遊べないよ」 と言い聞かせると、なんとかルンバの暴走は止まったのだった。
で、その夜。 あまりに興奮しすぎたせいか、少し部屋が暑かったためか、珍しくルンバが夜泣きをした。 水を1杯一気飲みすると落ち着いて眠ったのだが、しばらくしてルンバがまた寝ぼけて叫びだした。曰く、 「いやなの、ルンバくん、どはん(ごはん)たべないの! しんかんせんであそぶの!!」
…なんてハッキリした寝言なんでしょう。
よっぽどプラレールが楽しかったに違いない。でも、あんなに夢中になって毎日そればかりやられると、狭いわが家は大変なことになるので、わが家ではプラレールは買うまい…と密かに心に決めた母なのであった。電車遊びは保育園で楽しんでおくれ、ルンバ。
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