ルンバが変わった。 以前は食べなかった「すっぱいもの」を、好んで飲食するようになったのである。
まず、柑橘類。 祖父母からもらった柑橘類が段ボールにいっぱいあるわが家、ルンバはこのごろ夕食を終えると自分で箱から出してきて、 「あけて!(皮をむいて、の意)」 と催促。
まず1個ペロリと平らげ、たいていそれでは足りなくて、 「もういっこ、みかん」 と言いながらおかわりを持ってくる。 そうしてすっぱそうに顔をゆがめながら、 「すっぱい、あまい!」 と言ってパクパク食べているのだった。
それから、はやりの「お酢」。 生協で購入したリンゴ黒酢を水割りにしてあげてみたら、喜んで飲んだ。それじゃあと、さらにすっぱいアセロラ玄米黒酢ドリンクをあげてみると、 「すっぱいよ」 と言いながら、喜んで飲むではないか。このドリンク、確かに甘みもあるけれど、大人が飲んでも結構すっぱいシロモノ。以前のルンバだったら絶対に飲まなかったであろう味だ。
そしてきわめつけは酢の物。 大人用の一品として、わかめときゅうりの酢の物を作ったら、ルンバはそれをお皿ごと抱え込んでしまい、一人で半分ほど平らげてしまったのだ。これには本当に驚いた。どうも、好物のきゅうりが食べたかったからのようなのだが。
この話を保育園の先生にしたら、 「お母さんにつわりがないから、代わりにルンバくんがつわり?」。 そ、そういうこと?!
以前、栄養士さんから「子どもの味覚は10歳くらいまでかけてゆっくり作られる。その間の好き嫌いは一時的なものなので、一時期食べなくても、忘れたころに食卓に出せば食べたりする」という話を聞いたことがあったが、なるほどなと思わせるルンバの変化なのだった。
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