ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

妻が旅立った。 - 2009年02月10日(火)

オーストリアのバドガステインという、ヨーロッパアルプスの北側にある村に妻が旅立った。

そこは氷点下20度の雪の世界。

何のためにと言えば、いつもどおりアレルギーの治療のためなんだけれど。

これから一ヶ月の間たった一人の生活に僕は入る。

一人で誰とも話もしないで暮らすのは、いけない。

たぶん病気になってしまう。

人間一人でしゃべらずに生きるのは意外とサバイバルなことを、一人になりやすい環境にある漫画家はみんなよく知っている。

精神的にやられるからだ。

一人は精神的にかなりやられる。

一ヶ月の間、一週間に一回は知り合いと会って口を動かしてたっぷりと喋るよう心がけよう。

そして、妻がアレルギーを治して帰ってくるのを待っていよう。

そして妻が帰ってくるのを待とう。

そういえば、出会った頃、妻はネットアイドルに参加していて、ずーっと2位に付けていたことを思い出す・・・




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