ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

最近は漫画を描く合間に映画三昧。 - 2009年02月17日(火)

最近観た映画。




真夜中のピアニスト

ベルリン映画祭で賞を取っているが、話の構成はグダグダになってる・・・わりには最後まで見れた。
10年間もピアノを弾いていないと、手が固まって、思うように動かなくなっているところから、練習を重ねて、どんどん褒められるようになっていくところはワクワクして見れた。
中国人のピアノの先生がかわいい。



欲望と言う名の電車

良かった。
かなり陰惨で壮絶なテーマだけど、頭の中に大きなものが残った。
ヒットしてアカデミー賞を主演女優賞を始めたくさん取っているが、こんな陰惨なテーマでよく取れたなという印象。
暗いから、だめだとか、たくさんの人が見てくれないとは言えないんだなぁ。



容疑者

父と子の関係がテーマで、最後は泣けた。
デニーロの演技が哀しくてすばらしい。
やはりデニーロは哀しい芝居が合う。
物語の構成、話の運び方は素晴らしい。


天と地

オリバーストーン監督のベトナム3部作の最後の作品。
2時間10分の大河ドラマになっている。
一人の人間がベトナム戦争という時代に翻弄されて、しかも時代に負けず生き抜いていく様が感動的だ。



ホワイトサンズ

あまりに表現が硬くてオリジナリティーが無く、途中で観るのをやめてしまった。
完璧な構成でも、キャラクターと個性的な演出が無ければ、ただの駄作になってしまういい例。



悪魔のような女

よくできていたけれど、見せ場ばかりを出そうとして、骨組みが逆に弱くなってしまっている。
しっかり細かなところまで描いていかないと、こうなってしまう。



博士の異常な愛情

期待しているほどではなかった。
セリフが不必要なほど多い。
たぶん今の時代に見たから印象が薄いのだろうと思う。
今から40数年前は、度肝を抜かれる作品だったのだろう。





隠し剣 鬼の爪

素晴らしい。
考え抜かれたシナリオと演出。
何回でも観たい。
難を言えば、永瀬正敏のオーラが松たか子に負けている。
主演をやっている人は、地味でも良いからもっと印象に残るものであって欲しい。



たそがれ清兵衛

素晴らしい。
よくこれだけ丹念に作れたものだと思う。
山田洋二監督のものは、テーマが泣けるものに偏りがちだけれど、やはり観るに値する。


蝉しぐれ

幼なじみに対する恋心と言うテーマがあり、かなり心の奥底をくすぐられる。
完璧な構成だけれど、キャラクターがちょっと普通すぎる。
日本人は、いろんな映画をたくさん観ている人たちが、ほとんどなので、これくらい普通だと、観た時は感動するけれど、一週間経ったらこの映画を観たこと自体忘れてしまうのではないだろうか。




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