映画メモ。 - 2009年03月05日(木) 返信が無いので、最近観た映画のメモ。 『メメント』 斬新な構成の映画。 自主制作映画ながら、500館以上のアメリカの映画館で上映された。 物語は、現在から過去にどんどんさかのぼっていく形を取っている。 本来の時間経過の逆である。 時間が過去にさかのぼる事で謎が解けていくという、過去を思い出すとか、過去に何があったかを見つけるという形とは違う。 ただ時間経過が、本来の時間経過と違うので、若干見づらいという欠点もある。 『真昼の決闘』 町の治安を、命を懸けてでも維持したいという保安官の話。 単純明快過ぎるが、ちゃんと主人公に感情移入できる。 実にシンプルな構成。 主人公の妻役の、グレースケリーがかわいい。 『キリングミーソフトリー』 キャラクターを描かないまま話が発信してしまうと、こんなにも、登場人物に感情移入できないものかと、改めて認識できるような映画。 物語の構成は、こんなにもしっかりしているのに。 『インサイダー』 大きな企業って、怖いんだよーーー! っていう感じの映画。 人を裏切らないと大声で言い張る記者である主人公が、裏切った方がいいのか、裏切ってっはいけないのか、揺れ動くところがドラマの肝になっている。 『グッドナイト&グッドラック』 アメリカ空軍の、見せしめとしての赤狩りを、CBSのキャスターたちがニュースで取り上げて戦ったと言う、報道の世界の歴史物語。 日本人の僕としては、あまり知らない世界なのでよくわからなかった。 『ジョーブラックによろしく』 良くできているし、面白かったけれど、一つ一つのシーンがやたらと長く、3時間もある。 ブラットピットの、本来の悪そうな感じが、おさえられていて、キャラとしては物足りない。 『草原の輝き』 巨匠エリアカザンの作品。 1928年の世界大恐慌前の、浮かれたバブルの状態が、愛しあう独身の二人の男女のそれぞれの家庭内を通して描いてある。 最後に株の大暴落が起きるわけだけれど、何を描こうとしているのかはあまりわからない。 -
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