ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

映画めも2 - 2009年03月06日(金)

『恋愛小説家』

ジャック・ニコルソンとヘレン・ハントが主演男優賞と主演女優賞を取った映画。
物語には、あまり大きな事件が無く、キャラクターを描くことに始終しているため、割合のんびりしているが、観れば観るほど味のある映画。
大きな事件をどこかで起こせば、大傑作になってるんじゃないかと思えるような作品。



『キューブリック ライフインピクチャーズ』

キューブリックとはどんな人かが描かれているが、もっと深く掘り込んで欲しかった。
でも、キューブリックのいろんなことを知ることができて、よかった


『ロリータ』

昔キューブリック監督で映画化したもののリメイク。
キューブリックの撮ったものよりかなりきめ細かに作ってあるが、ロリータをやっている女優がいまいち。
痴人の愛アメリカ版といった感じ。



『コールドマウンテン』

なのもできないお嬢さんという役どころのコールキッドマンと、農業から鶏をばらすことまで何でもできるというレニー・ゼルウィガーの掛け合いが面白い。
アメリカ南北戦争の時代、若い男が戦死してアメリカ中からいなくなり、後には取り残された、女と子供と老人ばかりが協力して生き抜いていくと言う、悲しい時代だったことがよくわかる。
助演女優賞を取ったレニー・ゼルウィガーの演技には勇気付けられる。



『センチメンタル・アドベンチャー』

悲しい話。間延びした話になってしまっているが、イーストウッド見たさに観た。
でもやはりイーストウッドは人の心を捉えることのできるような人間を描くと言う点では、素晴らしい力を発揮する。
肺病で死にそうになっているが、ミュージシャンになる夢を持ってセントルイスにオーディションに向かう男をイーストウッドが演じているが、この人間像をしっかりと描ききっている。
一緒に付き添っていく少年が、イーストウッドの実の息子であるところが面白い。



『Mr&Mrsスミス』

大体みんな設定は知っていると思う。

シナリオ上でキャラを描こうとしているところはあまり無い。
描こうとしているのは夫婦間の問題。
その夫婦の間でバトルが繰り広げられる。

ブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーがみずみずしくてとても魅力的。
物語の終わり方がいわゆる娯楽映画になってしまっていて、印象が少し薄くなってしまっているが、傑作だと思う。

一つ一つのシーンを実に丹念に作ってある。







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