ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

映画めも - 2009年05月01日(金)

『大阪物語』

市川準監督は、この人だけの映画の作り方の作法があるようで、他の人が作った作品とはまったく異質な感じがする。

どの監督も個性的でなければ、面白い作品は作れないと言うのはあるけれど、とにかく派手なものを作らなくても面白い物が作れるというところが決定的に違うところだと思う。人間を描かなければ面白い物語はなかなか作れないものだとは思うが、なんて人間を描くことがいつもうまいんだろうと思ってしまう。

この作品は少し散漫になってしまっているけれど、一つ一つのどんな細かいところも見逃してしまうのがもったいないほど市川準らしさが詰まっている作品だと思う。

田中裕子と沢田研二が夫婦役で出ているのがとっても良かった。


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