映画めも - 2009年05月02日(土) 『オドレイ・トトゥ ハッピーエンド』 主人公が大抜擢されて成功すると言うような、シンデレラストーリー。 かなりな駄作だったにもかかわらず、わかりやすくてそこそこ面白いと思ってしまうのは、僕が物語を作る人間として、たいしたことが無いのではないかと少し不安になってしまった。 それというのも、この前テレビを見ていて島田紳助が言っていた。 「業界に入ってきて、あれ、この世界あんまり大したこと無いな。俺の方がよっぽど面白いやんけ!と思うやつは力を伸ばしてくる」 という言葉が気にかかっているからだろうか? 『4分間のピアニスト』 非常に高い水準の作品。 とにかく人間をしっかり描いてあるが、それぞれの人間の本当の目的が少し見えにくいと感じてしまうのは、僕自身ドイツ人の感覚がいまいちわかっていないからなのだろうか? それともラストが、きりのいいところでスパッと切れているからなのだろうか? ピアノの先生が、同性愛者であるということのエピソードが少し出てくるんだけれど、その感覚がわからないからなのだろうか? どういう理由にせよ、観るに値する作品だと思う。 -
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