★悠悠自適な日記☆
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2002年06月05日(水) |
ランチタイムもなむぅと私の音楽に対する主張 |
私は放送委員で、去年の今頃から週に一度「ランチタイムもなむぅ」というお昼の放送を担当しています。定番ですが音楽をかけるのです。3年になったら引退なのですが、まだまだやりたい!と熱望したら2週間に一度ですがやらせてもらえることになりました。
私はあまり最近の流行の曲をかけません。J−POPは他の曜日に他の子がたくさんかけてくれるので、じゃぁ私はいいやと。私の選曲基準は「心に響く音楽」です。普段音楽とあまり親しみのない人がなんとなく聞いて、ちょっとイイカモって思ってその世界に浸ってもらえるような曲をクラシックからアニソン、クラブ系までジャンル問わずに流しています。選曲順番も、どうしたら心地よく聴いてもらえるかを考慮して、前日に私自身が聴きこんでから決めています。まぁ基本的に私の趣味の世界です。
しかし、放送部の中ではこれをよく思わない人もいて「苦情が来るからやめて」と言われることもあります。特にアニメの歌を流した時がそうです。どうしてアニメが好きだと「おたく」扱いをされてしまうのでしょうか?日本のアニメ業界は世界一を誇るものなのに残念です。アニメの歌といえど私にとっては大好きな歌がたまたまアニメの主題歌になっていたというだけの話で、リスナーさんにもアニメの曲であるとかないとかそういうのを意識しないで聞いてもらえるようなものを選んでいるつもりです。それに、「苦情が来るからやめて」と言われますが実際に私の選曲で苦情が来た事はありません。むしろ放送が終わった後に放送を聞いてくれた人が「さっきの曲がすごくよかったのでタイトルとアーティストを教えて下さい」と放送室の前で待ち伏せされることがあるくらいです。
私には音楽の向こうに広がる世界とシンクロする能力があります。聴いた瞬間に背中がゾクゾクっとし、心が洪水のように大きな音を立てて私の体から流れ出そうとし、体中の細胞が狂いだしそうになるのです。「声を出して、この音楽と一つになりたい!」私の全てが音楽を欲するのです。でもそれは音楽的な才能ではなくて、誰もが持っている能力だと思います。ただその感覚が鈍っているか研ぎ澄まされているかというだけです。我慢せずに音楽に対して自分の心を解放すれば、そしてそんな音楽と出合えれば、その感覚がわかると思います。
私は表現者なので(表現者でありたいと思うので)音楽でも芝居でも言葉でも絵でもそういう、自分がそれに取り込まれる感覚を絶対に失ってはいけないと思うし、また、そういう、人を誘い込んで狂わせてしまうようなことができる人をすごく尊敬します。今はシンクロすることしかできないけれど、いつかはこういうものを生み出す側の人間になりたいです。
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