ダメダメちゃむ日記
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2003年01月24日(金) 子どもたち!!2

次女のインフルエンザは日曜から悪化の一途をたどっていた。
私が校内で初めて「その他の休暇・子の看護休暇」を取った水曜は熱は下がったが衰弱が激しく、一歩も歩けない状態だった。
長女も咳が激しく、発熱したので小学校を休ませた。
いきつけの小児科に再び診察を受けに行った。次女は動けないのでパジャマのまま、上着を着せて車に抱いて乗せた。
次女は明らかな脱水症状で点滴を受けた。注射針の痛みに次女は泣き叫んだ。私と長女がそばに付き添ってなだめる、やっと落ち着いた。
長女は次女と症状が異なるので、レントゲンを撮った。念の為インフルエンザの検査(鼻の奥に長い綿棒をつっこみ、鼻水からウイルスを調べる)で、長女も痛みに泣き叫んでいた。
次女の点滴に長女と私が付き添った。点滴が入っていくと、見る見る次女は元気になっていった。チョンチョンと私の手や頬をつついたり、おしゃべりもし始めた。
「ほら、次女ちゃんがチョンチョンしたよ。お話したよ。よかったねぇ、元気薬(点滴)がどんどん次女ちゃんに元気パワーをくれてるよ」
長女と次女と一緒に喜んだ。
長女は喘息性気管支炎。インフルエンザには感染していなかった。咳を減らす為に、日曜とは違う少し強い薬をもらった。
次女は苦いインフルエンザの薬をがんばって飲んだので、お薬はおしまい。血液検査・尿検査の結果、貧血気味なので、好き嫌いなくご飯を食べるよう先生とお約束して、歩いて(T∇T) 病院を出た。食欲も出た。4日振りに次女は食事を取り、ジュースを飲んだ(T∇T) 歩いていたずらもできるほど元気になった(T∇T)
そんな状態の娘を次の日保育園にやれれるもんか!?
木曜日の分まで自習課題は用意していたので、教頭に電話し、校長に事情を話し、木曜も「子の看護休暇」を承認された。それぞれの学年長に準備してある自習課題をさせてもらうよう頼んだ。

木曜日、娘たちの体調は落ち着いた。昼食も薬も飲ませた。容態は2人とも安定し、それぞれ好きな遊びをしている。
ふと、不安になった。午後2時間の授業は私の学年部の2クラス。授業の進度が中途半端で、今の授業に合った自習課題が用意できなかった。2クラスとも少なくともあと1時間授業しなければ、今の学習の練習問題を解くことも無理だ。(−−;
「お母さん、ちょっと中学に行って2時間だけ授業してきていい?」
娘たちは遊びながら、いいよと言った。
買い物に行く間2人で留守番したこともある。授業して、W先生と総合の打ち合わせして、金曜の自習課題用意して、2時間半くらいで帰れるのではないか。
学年長に電話すると
「頼むわ」(授業やってくれ)
と言われた。他学年の学年長でさえ「ちゃんと看てあげなさい」と言って下さるというのに……。
着替えていると、激しく咳き込んだ長女がむせて少し吐いた。自分でそばの洗面器を取ってさっき食べた物を少しもどした。
「何かあったらお母さんの携帯に電話してね」
娘に携帯の番号を書いたメモを渡し「何故ここまでしなければならないのか!?」と自問しながら家を出た。

学校につくと、学年日課表には私がお願いしたはずの自習には自習監督の名前すら入っておらず、ただ自習であったはずの私の教科・クラスが斜線で消されていた。他の自習には赤マジックで自習監督が記されているのに、見事に私のところだけ空欄。
そこまでイヤですか!? 私の授業の自習監督が!?(><)
ばたばた授業の用意をしていると、
火曜日に私に忠告して下さった障害児学級の先生が、
「ちゃむさん、チビちゃんは大丈夫なの?」
と聞いてくれた。そう、私の学年部が誰も聞かないから敢えて昼休みの職員室で声に出して聞いて下さったのだ。
「はい、昨日脱水症状を起こして点滴を受けたら少し容態が落ち着いたので、今はお姉ちゃんと留守番させてます」
「あ〜、うちもそうよ」(^-^)(。。)(^-^)(。。)ウンウン<言ってあげてよかったと満足そうな笑顔。
Σ( ̄ロ ̄lll) ハァ!?
それが「がんばる」っていうことですか!?
あなたのお子さんが何年生なのかは存じませんが、病気の4才と小1の子どもに留守番させて授業をするのが「がんばる先生」なんですか!?

生徒の方がよほど反応がまともだった。
「先生、子ども大丈夫なん?」
「大丈夫じゃないけど、置いてきた」
「先生、ひでぇ!」
「これが働くっていうことなんや」
バレー部の生徒はうちの娘を知っている(練習や練習試合に連れて行ったので)
「先生、上の子?下の子?」
「インフルエンザは下の子。上の子は咳がひどくてさっき吐いた」
「○○ちゃんと××ちゃんがかわいそうや!」
「でも、今君たちにここを教えるのが私の仕事なんや」

未来をこんな社会にしないで! 困っている人がいたらサポートするのが当たり前の社会を作って!! 声にならない声で私は祈った。


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