ダメダメちゃむ日記
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入院生活は退屈である。 何しろ、何もすることがない。 談話室に1台TVがあるが、それといって興味のある番組がある訳でもない。 昼間寝ると、夜眠れなくなるので、昼寝もしない。 精神病院の場合、そこにOT(作業療法)という時間潰しが午前と午後、約2時間ほど設けられており、有料だが自主参加できる。 これが、いい時間潰しとタバコの節約になるので、できるだけ参加するようにしている。 メニューは曜日ごとに設定されている。 カラオケ、制作(何か作る)、絵画(塗り絵)、手芸(私は革細工)、ビデオ鑑賞、スポーツ(ミニバレー、庭球野球というテニスボールでの素手でやる野球)などなど。何でもやってみると案外楽しいものである。 参加不参加はあくまで患者の自由意志による。 約30人の病棟患者の内、だいたい10人〜15人程度の参加率である。 参加しない人は徹底的に参加しないし、 逆に私のように参加する者は何にでも顔を出す。 半分子供だましのような作業だが、案外これが脳にいいらしい。 作業療法士が指導してくれるのだが、これもまた大変な仕事だろうなぁと思う。 痴呆患者もいれば、うつ病患者、統合失調症患者もいる。3人ほどで各病棟から集まった一癖ありそうな何十人の患者を指導、声掛けしてくれるのだ。 中には車椅子に座ったまま、ぴくりとも動かない人もいたりするのだから。 高齢者率も高いので(?)、車椅子での参加者も多いし、加齢臭もぷんぷんさ(T∇T) まぁ、脳味噌まだ春休み中の私も偉そうなことは言えませんが(;^_^A アセアセ
さて、病室患者レポ2です<ヾ(ーー )おいおい? Sさん。いろいろと工夫するのがお得意なようで、 洗濯物の干し方とかちょっとしたアイデアはSさん発案が多い。 と、まぁ2週間は仲良しほのぼの病室だったんですが、 事件があったのはつい先日。 メモ婆Kさん(ノートに細かい字で様々なことをメモしている。編み物が得意で針山をエンドレスで縫っている)が、Sさんのいない時に、 便婆Kさんに突如話し出したのです。 メモ婆Kさんはメモ魔なので、鉛筆をいっぱい持っている。それで1行に3行ずつ書き込んでるのではないかと思えるような米粒のような字で書き続けているのだが、 「Sさんが、私の濃い鉛筆を盗った。SさんにはHBの鉛筆を1本あげたことはあるけど、濃い鉛筆をあげたことはない。それなのに、Sさんは私の濃い鉛筆を持っていた。私が部屋にいない隙に盗ったんや。人がいない間に盗るとかずるいよなぁ!」 そこからメモ婆Kさんと便婆Kさんによる、Sさんのケチケチ話が展開され始めたのである。こ、恐かったよ〜(ノД`) 曰く、風呂に入るのに石鹸を持っていなかったのであげた、洗濯する時の洗濯カード(1枚1000円、洗濯1回150円)を貸したのに返してもらっていない等々。((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル ケチ婆Sさんは今日もこっそりケチ道を歩いているのでしょうか?
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