夢見る汗牛充棟
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読みは【ふるきことたずねしきろく】だそうです。 出版社は青蛙房・昭和40年の本です。
ともあれ、ずっと恋焦がれてきました一冊にお会いできて幸せです。 ちなみに本の表紙裏に【大映企画制作本部蔵書】の印が押してありました。 時代劇とか製作する人ももういうのを読んで参考にしてるものなのか…と 思ったのでした。
えっと、旧幕府の幕臣だった人たち…ですから士分の人たちですね。 その人たちに昔の事を訊ね(仕事の内容だとか・生活だとか) 答えてもらうという形で記述されている本です。
読んでいて、内容も面白いのだけど、しゃべり言葉が美しくて 奥ゆかしいのが、たまりません。 「さようでございます」とか「御寝(ぎょし)あそばす」とか 文字を追っているだけでうっとりです。ぜひとも、生音で聞きたかった。 これがカセットブックだったらどれほどうっとりしたでしょう(変?)
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