夢見る汗牛充棟
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2002年12月15日(日) だらだらとした読書日記

温泉行きたいんですが、この時期は、おあしがございません。
ああ、切ないねぇ。

こういうときにふっと手元の菜切包丁ひっつかみ人は
最寄の景品交換所やコンビニに走るんでありましょうか。
ですが、強盗はよほど上手くやんないと元がとれませんから
国税で飯を食わせてもらいたいほど切羽詰まった時の切り札
いたしたいと常々思っております。


RRRRRR。(電話の音)
「はい、わしです」
「ひさしぶりー。おれです」
「ああ、おれかよ、ご無沙汰〜。何よ??」
「おれさー、ふっと思ったわけ。遺伝子情報を書き込むための器の容量
ってさ、人間つくるだけでもういっぱいなんじゃないかなー。」
「は??」
「わし、学部何だった?」
「…あほーがくぶ・あほーりつがっか」
「ふっ…ごめん。わしにゃわかんねぇ話だわ」

がっちゃん。つーつー。

シツレーなおれだなも。三ヶ月ぶりの電話でありんした。
わたくし、受話器を持ったまま呆然とするしかありいせん。


気を取り直して、そこらにある本を手に取る。
ついでに純生も手に取る。…って、爛れてますね。真昼間から。


『私は作中の人物である』清水義範(講談社)
『以ッ非イ教室』清水義範(講談社)
『江勢物語』清水義範(角川)


『私は作中の人物である』は、やられた〜と思ったなぁ。
と申しますか、清水義範さんの本は、「やられた〜」とか「ぎゃふん」
と思うために読んでいる気がします。
初めて読んだのは、『江勢物語』なんだが、そのなかの一編
『スノーカントリー』腹抱えて、笑ったの笑わないのって。
今じゃパブロフの犬状態でして、本を開いただけで、笑います。


『妄想銀行』星新一 (新潮)

ショートショート。中学生くらいの時に結構わくわくしながら
読んでいたような。ちょっと未来の世界で、可笑しかったり、
悲しかったり、恐ろしかったりする。好きでした。

昔、どこでもドアの如く憧れてたのが『味ラジオ』
歯に仕込んだ小型の受信機で味覚の放送を一日中受信し続ける、
というもの。
今日久しぶりに読んだけど、登場する人々は被支配民って感じで、
どこか滑稽で、哀れでありました。


『ゴルの巨鳥戦士』〜反地球シリーズ1〜ジョン・ノーマン(創元推理)

SF…なのかなぁ。ヒロイック・ファンタジーのような気がするけど。
まだ、読み始めたところ。反地球って何だろう??

とりあえず、アメリカ住まいのイギリス人が23ページで太陽系の中に
存在するらしい『ゴル』という惑星に立ってます。
きっとこれから、すっごい活躍して英雄になるんじゃないだろうか。
好き嫌いはおいといて、これからどうなるのか、楽しみ。


そういえば、最近近所の本屋で「教養文庫」見ないんですけど
ちゃんと存在するんでしょうか?気になります。


恵 |MAIL