夢見る汗牛充棟
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2003年02月23日(日) まったりした読書日記「ダレン・シャン」「TRY」

●【ダレン・シャン�察漸�昏のハンター〜】
はう。続きはまだかー!!
さしあたり、メインディッシュのガブナーの兄貴も
デザートのカーダ・スモルトも失われた今となっては
何を楽しみにすればいいのか?よよよ…。
と思っておったわたくしです。読み終わりました…。

あれから、6年たちました〜。
さしあたり、ガブナーの兄貴に代わる御方、バンチャ元帥のご登場。
なかなか、愉快で燃え滾る魂の漢であります。好きだねぇ。
ちょっと、島本和彦さんのキャラを彷彿とさせます。
過去もいいし。兄弟の相克は聖闘士星矢の頃から愛してやまぬ
シチュエーションですし。もーたまりません。うはうは。
今回は、笑えるシーンが多かったです。
ハーキャットも相変わらずの愛らしさです。
前回女の子だと思っておったハーキャットを男の子だと、認識を
改めた私ですが、性別がないのね。さらに認識の修正を余儀なく
されたのでした。でも、やっぱりサムよね。ね。ね。

われらが、ダレン君はちょっとずつ大人の階段上っているようです。
環境に適応して、馴染んでいるのがちょっと寂しい気分でもある
けど、じゃないと今頃棺桶の中(という表現は妥当でないかも…)
なのだろうから、仕方ないのかな。
バンパニーズ大王を倒すべく巡礼の旅にお出かけになる彼ら。
相変わらず、ディスティニーの掌の上でぐぅるぐぅる踊ってます。
ダレンはそのうちバンパニーズの血も注ぎ込まれるのかなぁ、とか
思ったけど。バンチャ元帥の逆バージョンってことで〜。

いずれにせよ、続きが待ち遠しいですねぇ。
そういえば、何故今回は題字のところがレアカードのような
キラキラなのでしょう?3冊を一区切りに装丁のテーマが変わって
いるからその一環なのかしら?
題字の色が黄色以外になったのも初めてだし。
ちょっと興味深いです〜。

●【TRY】井上尚登(角川文庫)
〜武器は、頭の中にある。〜
購入の理由は、先日映画のTRYを観たから。
感想は、一言で言うと、
原作を何倍希釈してもあの映画にはならんのでは若しくは、
映画を何時間煮詰めても、あの原作にはならなそうです。

両者は全くの別物である のだと捉えたほうがよい気がしました。

映画→原作 と辿った人間は映画を見た後暴れないだろうが、
(おそらく原作読みながら、呆然とはするのですが)
原作→映画 の順を追った者は暴れ出すのではないか?

というのが正直な思いです。
いや、織田さん好きだから順番どうでも、わしは暴れないけど。

映画では省略されている、相関図が極めて単純化されている、
或いは変更されている為、単に頭悪そうな道化になっている人にも、
それ相応の理由というものがあって、筋がある。
その人の行動の原因から結果への流れを仕方ないかも、とか
その人の立場ならそれをするのは妥当かもしれないと思える。
そういう灰色な人間達が織り成すどろどろ物語の方が個人的には
興味深くて面白いです。つーわけで、わし個人としては、原作の勝ち。

つーか、映画版「TRY」 は、極めて深い意味で ペテンをテーマに
しているのだと思った。
原作を読んで初めて、観客は己が騙されていたことに気づく という
なんとも 深遠かつ壮大な騙しのテクニック だぁね。
すっかり、騙されてしまった、わしでした。


恵 |MAIL