夢見る汗牛充棟
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2006年07月12日(水) |
虐げられしテクラ 暗殺者ヴラド・タルトシュ スティーヴン・ブルースト |
暗殺者ヴラド・タルトシュシリーズ 3作目 ハヤカワ文庫
けっこう好きなので、うはうは言いつつ購入
読了。
もう世界にもなんとなくは慣れたし。面白く読めました。 ロイオシュは尻に敷かれていい子だ。
続きはちゃんと訳されるのか? とても心配な後書きでした。 ちゃんと買ったですよ。続きお願いしますですよ。 どっかのアイスウィンドサーガみたいなことにはならないで 欲しいです。(本当に続きでるの? 氷風) だってこの話この巻で一区切りついてるし〜とか言われたら 「本当に、一区切り付いていると心の底から思いますか?」 と二十四時間問い正し続けたいくらいに問題山積です。 売れろ〜と念じて続編待ってます。現在9作、だもんね。
この先の感想は一応、埋め立て。
ヴラドくんののし上がり一代記になるかと思いきや、がくがくと 足元を揺すぶられて、大ピンチ? ちょっとびっくりな展開だった。
活動家の奥様と、裏街道まっしぐらの旦那さまの二人三脚で そのうち帝国をひっくり返そうというのですか?
表で清廉に革命活動をする奥様を、裏から支える旦那さま。 理想の関係じゃないかね。うむうむ。 たとえれば、ヨブ・トリューニヒトと憂国騎士団……みたいな。 ……違うか?
今回はヴラド君ひたすら悩みまくり。 まだ酸いも甘いも噛み分けるようなお年ではないらしい。 青かったです。夫婦揃って。とりあえず話し合おうよ、ちゃんと。 この先どうなってしまうのか、心配です。 もうあの頃の二人には戻れないといった感ですが、大丈夫ですか?
今回は、きれいどころ(マローラン・セスラ・アリーラ)は登場せず。 革命一代記になったら、彼らとの関係もまたビミョ〜になるんだなぁ と思うと複雑です。
そうそう、精神通話はなんて不便なんだろう……と思っていましたが 居留守が使えるようです。クレイガーのためにも喜ばしいことです。 たいした用事じゃなさそうだから無視、とか留守番電話なみに使い勝手が よい模様。ただ、雇用者に対して居留守を使うのは度胸が要りましょうが。
砂糖とクリームを入れるクラヴァとは、豆を煎ってひくのだから コーヒーなんでしょうが、今回はやたらとクラヴァばっかり 飲んでいたような気がする。カフェイン中毒? 痛飲したと表現されるならば、ちと飲みすぎの感あり。 ブラックならまだしも、砂糖とクリームたっぷり入れちゃった 暁には、血中脂質が高くなりそうです。なかなか。
◇ ◇ ◇ 積読が片付くまで、新しい本を買わない、手に取らない、 本屋に行かない、というギアスをだれかかけてくんないかなー。 ……なんて、心にも無い事を思う夕べ。
本だけ読んでりゃ幸せだのに、本だけ読んでは生きてゆかれぬ この辛さ、はぁ、べべんべん。
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