夢見る汗牛充棟
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2006年08月11日(金) シャーロック・ホームズの回想 アーサー・コナン・ドイル

光文社文庫 日暮雅通訳

読了。

はい。面白かったです。
どうしても、ホームズとワトソンさんの仲が胡散臭く思えて
にやにやしてしまうけど、そこはそれ。【腐】な性癖なので仕方ないや。

株式仲買店員の冒頭とか、ホームズさんかまって攻撃炸裂で
可愛いです。どーしていいかわかんないから、とりあえず
テンションをあげて、ナチュラルハイになってワトソンさん家に
乱入するあたり。どういう顔で挨拶すればいいか? などうだうだ
悩んだ挙句にコカインの一本くらいきめてから来たかもしれん。

そんな繊細なホームズさんにちょっと萌え。

でも、良い挿絵がついているのにも関わらず、読んでいる私の
頭の中で展開している映像は、いしいひさいちさん描くところの
ホームズ&ワトソンがちょこまか動くので、またおかしかったり。

ボヘミアン気質:ボヘミアンは広辞苑によらば=ジプシーのことらしい。
ふんじゃ、ジプシー気質ってこと? 束縛や定型を嫌う自由奔放な
気質……くらいの意味でとっておけばいいんだろうか?

ボヘミアン気質に加え、軍医としてアフガニスタンで荒っぽい仕事を
した医者にあるまじきだらしなさのワトソンさんが、ついていけない
ほどさらに自由奔放なホームズさんは、いったいどれほどの猛者だろう。



飛行機がなんだか大変なことになっていて、国外脱出の方々は
大変そうだなーと、テレビを眺めています。

明日から夏季休暇に突入です。16日まで。
特に出かけることもないので、何冊積読が片付けられるか勝負だ。
少なくとも、県立で借りた3冊だけは読んじまうこと。

……休み終わってみれば何冊積読が増えるか、になるかもしれないが。
本屋へ行ってはいけないとわかっているのに、つい足が向く。


恵 |MAIL