夢見る汗牛充棟
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2006年11月27日(月) 運命は剣を差し出す1〜3 駒崎優

バンダル・アード=ケナード シリーズ
中央公論新社

購入。読了。

はい。キャラ萌えでした。胸を張って断言してみます。
表紙の無精ひげに、これだ! と思って衝動買いした一品。
いや、裏切られなかった。感動した。

あっさんいっぱい。戦場だけに無精ひげいっぱい。
目の保養になりました。ポロリもあるよっ。(小指がな)

とりあえず、医者好きじゃー! と叫んでおきたい。
そこはかとなくくたびれた風情と穏やか、冷静、客観的な気性に
無精ひげが見事にマッチしておりました。そして、あったかいし。
ちょっとへたれな感じもツボをぐりんぐりん刺激します。

彼は剣も使えて、なんつーかアフターケアーはばっちりです。
よーし。おじさん、自分で斬って自分で縫っちゃうぞーって。
ああ、うっとり。挿絵は馳夫さん彷彿と。

あとは白い狼っ娘ちゃんは可愛かったです。
挿絵の狼がもっと素敵だともっと良かったな。
個人的にはずんどこした足にもうちょっとしなやかさが
あればなーと希望します。

1巻ですんごいところで切られて、2巻で過去に戻った時には、
ぐわー。どうしてくれようかと思ったけれど、読みやすいし、
飽きたりだれたりはしなかった。
大国甲 大国乙 その緩衝地帯になる小国丙 という図式は
使いやすくわかりやすいかなー、と。

シリーズだから続く。
ああ、でも傭兵部隊がメインなのだから多分もう医者さんは
出ないのかもしれん。
また一緒に仕事してくれないかなかなかなー。
――――と思いつつ読了。


恵 |MAIL