夢見る汗牛充棟
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2006年12月09日(土) シャーロック・ホームズの生還 アーサー・コナン・ドイル

日暮雅通:訳

光文社文庫 新訳シャーロック・ホームズ全集

購入。

読了。

短編集。実は、生きていた〜。

もにょもにょする内容の話もあるけど面白くて楽しかった。

子供の頃に読んだ時は、ひたすらホームズさんすごいなーと
尊敬するばかりだったのですが、改めて再読すると
ホームズさんは、すげー可愛い人だなと思います。
時の経過と共に読み手が変質(腐敗)したせいで、【腐】の
かほりが魅惑的です。

ホームズさんにはワトソンさんが超必要なんだなーと。
孤独を友としていても、一度好ましい人物からの素直な賞賛の眼差し
や言葉をもらってしまったら、その心地よさの虜なんだなー。愛らしい。
ついでに何をどうしても絶対付いてきてくれる、勝手に出かける
間は黙って待っていてくれる。ワトソンさんてば、理想の女房役だなー。

なんだかとっても蜜月な巻でした。

この巻でお気に入りの登場人物は、【三人の学生】登場の
執事さん。執事ってこうじゃなくっちゃと思う。萌えー。

執事喫茶に行ってみたいなと思うけれど、たぶんぜったい
こういう執事はおるまいなー。




次巻は、来年一月刊行。四つの署名……だと思っていたけど
四つの書名なの? 出たらわかるか。








恵 |MAIL