夢見る汗牛充棟
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2007年12月02日(日) |
幼き子らよ、我がもとへ 上・下 ピーター・トレメイン |
修道女フェデルマシリーズ 第2弾(原作では第3作目にあたる)
甲斐萬里絵:訳
創元推理文庫
七世紀のアイルランドが舞台のミステリー。 読了。
◇◇ もうちょっと寝かせておこうかなと思いつつ読んでしまった。 面白かったんですが、1弾が第5作目で2弾が第3作目で、 続く第3弾は第4作の予定です……ってちょっと嫌だなと思ってます。
今作はエイダルフさん登場せず。 飄々としてバランス感覚の良さそうだったエイダルフさんいなくて 寂しかったです。
多分まだ読めていない第1作目と第2作目で事件解決を通じて なにがしかの絆ができてて、今作では戦士カースを伴って事件の解決に あたるフェデルマさんは事あるごとに「ここにエイダルフがいてくれたら」 と思ってしまうのが、どうにも悔しい。
5作目→3作目と読んでるから、置いてきぼりです。とても悔しい。
その他にも前作にあったのであろう人物とのつながりとか 短編集読んでないので置いてけぼりでした。が、これは 【ミステリーズ!】2007年8月号を読めば解決するらしいです。 ごめんね、雑誌読んでないから。どうにか、探すべし。
何が主張したいかというと、
お願いだから順番に出してください。 1作目と2作目が読みたいこの心を察して欲しいです。出版社さん。
このまま1と2なんてなかったように 5→3→4→6→7……とか発刊されたらどうしようかと思うと 心配で眠れん。1と2はシリーズの導入として大事だから疎かにしては いかんと思うです。――要約すると
【読みたい】
内容には触れませんがまだどこか不完全だと 感じられるフェデルマさんは、とても魅力的です。
ただ、時代が時代だからか大量に死がもたらされるので読みながら どうしても暗い気持ちになるのが止められない。
今回の謎解きは途中読んでいてかなり、もどかしかった。 そんで、カースさんは好ましかったです。
早く、第3弾が発刊しますように(祈)
岩波が【旧事諮問録】を重版したこと、めでたいなぁ。 古本で入手済みなのですが、買う。いとうれし。
あとは、新潮社が【アイスランドサガ】を復刊してくれて 東海大学出版会が【サガ選集】を復刊してくれたらいいなーと 夢を見てます。気長に見よう。ODでも構わないんだけどー。
早いものでもう師走です。
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