「隙 間」

2005年08月26日(金) そこにあるのに、そこにないもの

昨日、一昨日、一昨昨日と、長かった……。
なんだかんだ言って、夜の八時九時に家に居る事自体が、精神衛生上良くなかったらしい。
会社でふと時計を見る。
時計は夜の十時。
ああ、なんて慣れ親しんだ空間だろう……。
ふと、こぼす。
いや、この感覚はおかしい! いつもはあれほど、早く帰れる生活に憧れていたのに……。普通に、ドラマとかを見れる時間に帰っていたいと思っていたのに。
長すぎる夜に、息が詰まりそうだったのかもしれない。
まあ、あまり慣れない生活はしないほうが良いようだ。

自分の中に、自分がいる。
自分の皮を被った自分。
ここに感じている自分と、自分の目で自分の体を見て、そこにいるのを確認している自分との奇妙なギャップ。
つまらないことで浮き沈みしている自分をみて、思わず腹を抱えて笑ってしまっている自分。
つまらない事が、本当につまらない事なのか?
つまらない事は、本当に大事な事だったりしないのか?

そこにあるけれど、そこにないもの
そこにないのに、そこにあるもの

これから先、この手の中に、いったいどれだけのそれを
集める事が出来るのだろうか……?


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