「隙 間」

2005年10月10日(月) 小説その二

今日は昼前に起きれた。
起きたついでに、せっかくなのでちょいと他力を借りて、効き始める頃を見計らって夕方前に外出。
雨の振る路地裏。
商店街を行き来する沢山の傘。
コーヒーショップでぼんやり。
何にも頭が機能しない。
やっぱり、調子悪……。でも、出かけられる程度には回復。
で、ふと、こんな事をも考えてみた。

人間一人の脳味噌の中で想像し得る世界観には限度があるんだろうか?
個人的な感覚かもしれない。
今、自分の頭の中には執筆中の小説の世界が二つ存在している。
他に、何かのインスピレーションが沸いたその時ごとにその分が増える。
で、今読書中の小説が二つある(とは言え今日中に一冊終わったので正確には、これを考えていた時に限る)。
本を離れた時、ネタ帳から離れた時に、そのそれぞれの世界観から勿論、離れる。でも、その世界からしばし離れるだけで常に頭のどこかにはそれを思い返せる状態なわけ。
ビデオの静止画状態のモニターが、四面自分を取り囲んでいるような感覚かな。
そうなった今、新しい世界の扉が浮かびこそすれ、開かない事が多い、という事に気が付いた。
一瞬、浮かぶ。
そして、額縁にはまった絵のように、そのまま。
手を伸ばそうとする気力が沸いてこない。
他人の小説の世界が割り込んできているため、キャパシティがオーバーしているみたい。お腹一杯の状態で、メニューを目の前に突き出されているような感じかな。
その内、内包できる世界も増えてくるようになるだろう。
それはさておき……。
明日から、本当に社会復帰できる事を祈って……


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