「隙 間」

2005年12月13日(火) 爽やかな……

今朝、ドアを開けて寒さに身を丸めながら自転車の鍵を差す。
お向かいのお宅の玄関先を、多分娘さんだと思うけど、ふと、目が合ったので軽く頭を下げた。
「おはようございまーす!」
ごく自然な元気な声だった。
慌てて、もう一回頭を下げなおして、自転車にまたがって蹴り出す……。
「いってらっしゃーい!」
思わず、ブレーキをかけて振り返ってしまった。
「ど、どーも」
いやあ、めっちゃ久し振りに、誰かに送り出された気がした。
単なるご近所さん、しかも、顔を合わせたのは初めて。
ご両親がしっかりしているのか、それとも、このまちに住むひと達の気質なのか……。
そりゃ、路地を擦れ違う時は、見知らぬ人でも、お互い会釈をしたりしていたけれど。
このまちを選んで良かった。
あとは、「文豪のまち」にあやかって、執筆に励むだけだね。
とはいえ、最近不調が続き筆は止まったままだけれど……。


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