「隙 間」

2006年03月18日(土) 「たられば」

渦中のWBC……。
様々な諸問題で苦戦を強いられ、それでもなんとか、
世界という舞台で白球に夢と誇りと未来を追いかけ続ける
永遠の野球少年達。

「世界最高峰の舞台で闘っている者でこの場に居ないとはけしからん」
「愛国心、自分の国に対する誇り、が足りない」

そんな無責任な発言が耳を突く。
正直、本当に、無責任。
ただし、その発言をしている人達が、だ。

勿論、いちファンとして彼ら全員が揃ったドリームチームの姿を見てみたい気持ちはある。そして「勝利至上主義」的な風潮がやはりあることも感じている。
じゃあ、参加辞退した彼らに非が、責任があるのか???

あるわけがない。

参加してい「たら」勝利の可能性は高くなっていたの「かも」しれない。
逆に、彼らの「肩書き」に目がくらみ、国内の有能な選手の可能性に気がつかないままだったの「かも」しれない。

イチロー選手は、決して公の場で辞退した彼らの事について触れようとはしない。
あくまで「自分が純粋に参加したい、すべきだと思ったから」と自分自身の判断という世界の中で、発言している。
辞退について触れない事が暗黙の批判、と考える人がいるかもしれない。
だが、お門違いだ。
国をあげて報奨金やらなんやらでモチベーションを高めないのがよくない、だあ?
ふざけるな。
そんな安メッキであげられたモチベーションなんか、風が吹きゃすぐに剥がれる。
きっかけにはなるかもしれないが、良識ある大人達が声を大にして言う事じゃあない。恥ずかしくないのだろうか……?
本当のモチベーションとは、まさに、イチロー選手の発言そのもののことだ。

「自分が参加したい。参加すべき、自分を参加させて欲しいと思った」

世界で初めての野球界における取り組み。
様々な問題点が浮き彫りになってきた事を踏まえ、次回、次々回へとの試金石になっていって欲しい。
今回の日本チームを本気で「たられば」で批評するならば、チームそのもの……参加選手の誰かを力不足と言及している事にもなっている事を忘れないで欲しい。


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