| 2007年08月17日(金) |
「ドグラ・マグラ」(上)(下) |
夢野久作著「ドグラ・マグラ」(上)(下)
ドクの口からも出た作品だったし、といっても賛辞とは対極な感想だったけれど、幻・妖・エロ・グロの極み、との挑戦的な宣伝の美辞麗句に戦いを挑むべく、読んでみた。
……ドクの感想に共感。
時代背景やらを考慮したらどうなのかわからないが、妖も幻もエロもグロも、大したこっちゃあ、ない。 いや、妖や幻なら、作品の舞台がそうなのかもしれない。 胎児の夢、心理遺伝、という妖なる幻なるものを用いているのだから。
あまりお勧めはしません。
誰一人わかった、といいきれるものはいないだろう、(中略)これまで多くの人が、さまざまな解釈をしてきたのだ。
と巻末の解説にある。 解釈など、する気力を持ち得ません。
頭をクリアにするために、さてグインの最新刊でも読もうかしらん。 akdからお盆休みに「出てたでしょ」といわれるまで気づかなかった。
不覚。
SF・ミステリは読まないといえど、グインは別物です。 ざっと十年以上の付き合いですから。 一巻四百枚を二十年以上、百四十巻ちかく描き続け、結末はまだ遠い、だなんて、栗本薫てぇ作家はいったい凄すぎるてなもんです……。
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