| 2007年12月16日(日) |
「東京奇タン集」と古墳 |
村上春樹著「東京奇タン集」
相も変わらずサラリとキレイな構成でできている。 物的なものであっても、きっとなんらかの希少な結晶のように、洗練されたものになってしまうにちがいない。
キレイに流れていってしまうんだよなぁ、わたしの中でも……笑
上野公園の案内図をぼんやりと眺めてみた。
精養軒、東照宮、正岡子規記念野球場、すり鉢山……。
すり鉢山?
小さな小高い山になっていて、頂上に向かって階段が続いていた。 上ってみようと足を進めると、なんだかイヤな、ぬかるんだ空気のなかにはいってゆくような感じがして、足が素直に上がらない。 広くはない頂上は休憩スペースになっていて、広場の中心に向かって周りの樹木が皆、枝を伸ばしている。なんか不思議な感じだけれど、そこはおそらくホームレスの寝床に使われしまっているような雰囲気で、昼間に来てみてよかったのかもしれないと思った。
それだけで違和感を覚えていたのかと首をひねりつつ、別の階段をおりてゆくと「すり鉢山」の説明書きがあった。
それはなんと、公園のなかにある「前方後円墳」だった。
ううむ、おそるべし上野公園。
芝公園にもたしか東照宮の裏手に前方後円墳(?)があり、頂上の広場に、
「伊能忠敬、測量記念碑」?
のようなものがあった。 むむむ、他人様の墓の上になんとも恐れ多いことを、と眉を曇らせてみる。が、そんなことはすぐに気にしなくなってしまう(笑)
人間とは、そんなものでしょう。
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