「隙 間」

2008年04月04日(金) はーとぶれいく

「わたし、今日でここから引き上げるんです。お世話になりました、これどうぞ……」

 謎多き我らが職場のヴィーナス、テレ朝の野村アナ似のスーさんが、あいさつをしにきてくれました。

 あいさつしながら、皆にクッキーを渡して回っていたようです。

「て、手作りですかっ」
「違いますよ、ちゃんと買ったやつですから。ほら、ちゃんとビニルでパッケージされてますし」(笑)

 ちゅどーん。
 その笑顔、永久にとっといて、よかですか?

「竹さんはいつまでですか?」
「ツーさん(彼女の上司でもある)が、もういらん、というまでです」
「ツーさん、もう半分くらい、ここから身を退こうとしてますけど」
「逃がしません、ぜったい」

 スーさんからもらったクッキーはハート型でした。

 もしや、これって……?

「愛……ですか?」
「そうなんです。感謝を込めて、お世話になった「皆さん」に」
「……そ、そうですよねっ。スーさんからの愛だなんて、みんなもったいなくて食べられませんよ、ぜったいっ。あ、でもこれが真っ二つに割れてたらショック、でしょうねぇ……?」
「……竹さんのそれ、割れちゃってました?」
「ん? だい……じょうぶ、です!」
「じゃ、貸してください」
「え……まさか目の前でパリーン、なんてサプライズするつもりなら、どうか遠慮させてください……」
「……残念。なんて言ってみたりして」
「いやあ〜っ……」

 そうあいさつをすませたスーさんとわかれ、さあ愛をいただきましょう、とパッケージをそっと、中身を割ってしまわないように慎重に開いて……。

 大きくそのまま口に頬張ろうと、ハートの肩をやさしく摘んだら……。

 やさしく、音もなく、欠けて、いました。

「はうっ……」

 ……本気で、時間が止まりました。

 五秒ほど。

「どうしたの?」

 隣りのトールさんが声をかけてくれなければ、もっと、わたしは時間のはざまに落ち込んで、こちらに帰っていなかったかもしれません。

「いや、なんでもないっす」

 せいいっぱいの、笑顔。
 取り繕いました。

「ふうぅん」

 そのまま仕事に戻ったトールさんを確認してから、大きくため息。

「だから、なに?」
「いやいや、これ(チェック)全部やるのしんどいなぁ、と」

 そんな大きく、声に出てたのかっ(汗)

 てか、

 神さまっ。
 わたしに、なんてひどい仕打ちをっ……涙

 口のなかに放り込んで、ひっくり返そうとモゴモゴしたら、はぐっ、と口の上のとこに突き刺さるし。

 これ、ほんとの話です。

 小説の神さまが降りてきたのでしょうか……?

 いぢわるっ。
 書きます、書きます。
 ちゃんと、
 書きますってばっ!

 どうにも、消化不良のせいなのかわたしの軸が定まりません。

 揺れまくってます。
 揺さぶられまくってます。

 次回作のプロット片手に、今の形での手直し、をしてみてます。

 飲み込まなきゃ消化できるわけがない、というわけです(汗)

 早く消化しきってしまわねば……時間はすぐに過ぎていってしまいます。
迫ってきてしまいます。

 次のための時間が……汗


 < 過去  INDEX  未来 >


竹 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加