ペンと原稿(ノート)を取り出し、眼鏡と腕時計を外してコトリと卓上に置く。
はい。 竹、入ります。
今宵は十日夜。 月頭の朔夜、曇天とは違います(笑)
どうだこんちくしょうっ
と、赤を入れ終えるたびに過去の自分をテーブルに叩きつけます。
ある意味、快感、です(汗)
卓上で時を刻んでいる腕時計。 電池が切れ、アメ横の時計屋で交換しました。
「随分、使い込んでますね。オーバーホールとか、そろそろしたほうがいいかもしれませんよ。買った店とか、覚えてますか」 ええまあ、とうになくなってるのも知ってます。
それに、オーバーホールって時間とお金がかかるじゃないですか。 それなら同じ値段の、それこそアメ横で買ったほうが得だし、ある意味で安心だし……。
この時計は、これまでどれだけの時を刻み、これから刻み続けるのでしょうか。
懐中時計を手に入れるその日まで、頑張ってもらわなきゃなりません。
いや、それは言い過ぎました(笑)
でもいつかそんな日がくることを祈って……いや、くるように、今日もまた今日を刻みます。
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