「隙 間」

2008年08月09日(土) 「I'm sorry 〜」と「読書会」

 桐野夏生著「I'm sorry,mama.」

 母親も父親も誰なのか知らず、置屋(非公認の)で育てられたアイ子。
 嘘、盗み、殺人を何の抵抗もなく、むしろ生きるための当然のこと、と繰り返してゆく……。

 彼女にとっての人生の消しゴム。

 それは、自分を知る者を殺すこと。
 そうして自分の痕跡を消し去ること。

 新しいノートを買ってもらえないアイ子は、消しゴムでキレイに消さないと新しく書くことができなかった。
 消しゴムで消すと、新しく書くことができる。

 決して同情されるわけでもなく、淡々と彼女の物語を書いてゆく。

 ……もっとドロリとしたものを期待してたのだけれど。

 ヘドロが溜まりに溜まった、工場排水もそのまま流れ込む排水路のようなどぶ川の表面が、どんなに醜い色がついていても、スーッと、水なのだから流れてゆく……。

 そんな感じ?汗

 今日は三省堂にてぐいんと重松さんの最新刊を購入し、血液型別自分の説明書(?)シリーズをじっくりと立ち読み(笑)

 まずはもちろん自分の「B型」から。

 全ページがチェックリストになっていつつ、なかなか面白い。

 そうそう、わかるわかる。
 お、あてはまるっ。
 そう言われると……そうだなぁ(笑)

 勢いで「AB型」も読んでみました。
 なぜって、周りに比較的多いから……。

 結果、ようわかりませんでした。

 自分の血液型だからこそ、の共感や面白さなのでしょう。

 そして、

「ジェイン・オースティンの読書会」

 をギンレイにて。
 読書会といわれても馴染みがないのでなんとも言い難い印象だったが、皆でそれまでに作品を読んで、その感想をちょっとだけ深く話し合う、それだけのこと。

 作品に感じた印象やメッセージを話し合って、それを通して互いの内面をも感じ合うことができる。

 まって、その解釈は違うんじゃない?

 読みとり方は十人十色。

 好きなひとには、自分の好きなものをわかってもらいたい。
 できれば共有したい。

 SF大好きな男が好きな女性に勧められて恋愛小説を読みはじめ、男もSF小説を彼女に勧める。
 だけれども彼女はまったく彼が貸してくれた本を読もうとはしない。

 ……似たようなことに身に覚えが。

「B型自分の説明書」より
□勧めたり勧められたりするが、自分は自分である。

 ……チェック。

 とはいいつつ(笑)
 好きなものを好きと感じてくれたり共有してくれると、嬉しいものです。

「B型自分の説明書」より
□自分がきっかけのクセに、相手が自分より熱を上げてくると冷めはじめることがある。

 ……チェック(汗)


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