白日の独白
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2004年04月08日(木) 『国旗』という嚆矢。

中学校の入学式、壇上一杯に校旗と国旗が縦にぶら下っていた。
壇上に上がる人は全て、国旗に礼で始まり、国旗に礼で終わっていた。
僕はそれまで国旗とか国歌とかについて、何も感じたことはなかった。
その一瞬に絶望的な不信感。そして諦め。
何だか『式』って本当に馬鹿馬鹿しい。
入学するのは僕等なのに『壇上』は僕等を完全に無視しているのではないか・・・・
気色が悪くて吐気がした。

『国家に対する愛国心を育てる為』一体全体誰が言い出したのだろう。
僕のように反発心を感じた者がいたということは、愛国心を感じた者もいて当然。
全ては『切欠』がなければ何も始らないということか。

僕が吐きそうになったのには布石があります。

ジェームズ・クラベル 1988 23分間の奇跡 集英社文庫


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