白日の独白
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2004年04月12日(月) |
いずれにしても不覚。 |
太宰治が嫌いでした。 否。太宰治を好きと言いそうな人が嫌いでした。 何だか暗くて、不幸自慢が好きで、自分は少し普通じゃないと言いたげな人。 軽蔑すべき人。 今まで絶対に読もうとはしなかった。
でも、太宰作品にすっかり魅了されてしまいました。 もしも僕が僕の事をよくわかっていない時に出逢っていたら、僕はもっと上手にできたのに・・・・ そう想わずにはいられないけれど、『もしも』は言いたくない。
僕は本当は読めば好きになることは最初からわかってました。 だから避けてきた。 僕は僕が想っているようなそんな人とは違う、『普通じゃないから』。
想定した事態です。 僕は自分で自分の首を絞める結果となったけど、それでも読む価値はあったということ。
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