笑顔で話した『僕の話』は僕の全部じゃない。君の欲しがる僕の一部。話し過ぎたことが怖くなって、必死に「君のことも教えて」と頼む。君は「何が知りたいの?」と僕に問う。僕は君に興味はないから、知りたいことなんて何もない。君は意地悪だ。結局失った僕の一部を、取り返すことも埋め合わせることも出来ないまま。自分で手放したのに、自分で望んでいたはずなのに、残ったのは後悔だけ。カエシテ。