白日の独白
索引|←|→
「青君は学校をサボるのにどんな方法使った?」唐突に君は言いました。 「君はどんな方法なの?」と聞くと得意そうに教えてくれました。 「体温計をね、蚊取り線香で暖めるの。皆独自の方法があるから面白いよ」 そして誰は○○で、誰は××なんだってと、その『独自の方法』を僕に伝授。 「僕は学校をサボったこともないし、サボろうと思ったこともないんだ」 君は驚いて「そうなの?偉いね。凄いね」と言いました。 「別に凄くなんてないよ。ただ怖かったんだ。1度休んだら2度と行けくなることが」 『普通』じゃなくなることが、昔も今も凄く怖い。
|