白日の独白
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2005年08月22日(月) 旧近藤医院にて。

流石戦前なだけあって、酷く実用的で恐ろしく雑だった。
使い古され埃っぽいのに妙に生生しいそれを彼女と眺める。
ふたりで溜息をつき何だか居た堪れなくなる。
夜、部屋で何も知らない彼女が君にそのことを話していた。
君は「お腹が痛い」と顔を伏せた。
君の痛みが伝わってくるのだけれど、でもそこまでだ。
失念する程度の共感。追体験はやらなければ出来ないのだ。
痛みとは結局は個人的なもの過ぎて、だからこそ人には残酷になれる。
君の秘密を知っていたのに、僕は気付かない振りをした。
それ以外僕に何が出来たと言うのだろう。


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