日付が変る三十分と少し前に、御酒に酔った彼女からの電話。彼女は酔うと記憶が曖昧になり誰彼構わずに電話をする癖がある。「来月末に引越すから。また一緒に住もう・・・じゃなくて遊びに来てね」「そうだね」と僕は言う。「出来ることは何でもするから」僕は彼女が言い間違えたことに困惑している。割と動揺していたかもしれない。『寒々しい』 と、想う。