白日の独白
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僕にはある種の才能があると想う。 それを名付けるとすれば『オウム』や『カメレオン』あと『カリパク』とか。 まぁ言葉の響きだけで大体どういう能力かは察することが出来るだろう。 クダラナイしあまり褒められたものではないことは承知の上だ。 だとしても僕はそれで今までどうにかこうにか社会に適応することが出来た。 生きていく上では結構役に立つ能力だと想う。 でも先生はこの能力を「向かない」と言った。 その時は僕にこんな才能があるなんてよくわかってなかったから「へぇ」って想う程度だった。 でも今ならとてもよくわかる。 「向かない」のだ。 僕には決して。
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