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2004年02月16日(月) 僕には彼女が難しい

上野にモネを見に予備校の女の子と行った。夕方に待ち合わせをしていたが、僕の勘違いと彼女の遅刻で美術館はすでに閉まっていた。上野をぶらぶらした後、とりあえず僕のホームグラウンド渋谷にでた。
ファミレスで夕食を食べ、二人でビリアードを楽しんだ。ビリアードは一回やったことがあるって言ってた割にはかなり上手かった。
飲み放題の居酒屋へ、お酒には強いと思うと言っていたから飲み比べをした。お互い6杯ぐらい飲んだだろうか、彼女はウイスキーをチャレンジしたためにトイレに立つのもフラフラになっていて、酔わせたことに責任を感じ、家までちゃんと送るから大丈夫だよと僕は言った。
彼女の酔いが激しいから終電ぎりぎりまで渋谷にいた。電車に揺られる中、彼女は気持ち悪そうで、とりあえず電車を降りてトイレで吐かせた。僕の終電はなくなった。

彼女の家についたとき、思い切って泊めてくれと頼んだ。彼女は泊めてくれた。マンスリーマンションの部屋は何かと快適そうで、一人暮らしは結構楽しそうだった。彼女とシングルベッドの上に横になり、話した。僕は彼女が本当に愛しくなって、告白した。キスしようとした。
彼女は避けて、やっぱり男の人を部屋に入れちゃダメなんだね…、と呟いた。僕は自分の軽はずみな行動と彼女の信頼を無くしたことに半端なくショックを受けた。
それから彼女は色々と話してくれた。自分は良くナンパされて、無視できない質からついつい話しちゃうということ。そういう中で知り合った男がいま3人ぐらい付き合ってくれと言ってきているということ。
その3人とはCまでは行ってないが、キスやさわられることは許したと言うこと。Cだけは大事に守っていて、これが無くなれば多分自分は軽い性格だから拒むモノが何もなくなると言うこと。僕はそこまで聞いていくうちに僕の恋はかなわないなと思った。それでも、あきらめきれずに自分の気落ちを素直に話した。
僕はキスをして良いか訪ね、彼女は下はダメだけどキスとかなら自分は気にしないから、そのことを明日には忘れて、変な期待を持たないと言うならキスして良いよと言った。
僕は悩んだ。高校三年間で一番というぐらい悩んだ。好きだけどかなわない恋。だったらキスをすることになんの意味があるのか。そして僕のその行動によって彼女が傷ついたりしないだろうかと。
僕はキスをした。僕はこういうキスは初めてだった。ベットの上で、僕は彼女を抱きしめながら長い間キスをした。
下はダメという約束を守りながら僕は彼女を愛した。僕が強く抱きしめても彼女はなかなか抱き返してくれなかった。それでも彼女はキスには答えてくれた。
時々僕の坊主頭をなでたり、軽くだが抱きしめ返してきてくれたり、小さく声をふるわしてくてくれるたびに僕は嬉しくてしょうがなかった。
2時間ぐらいキスをした。次の日の予備校に備えて、僕らは眠った。
予備校に行かなきゃならない直前まで僕らは同じ布団の中で眠った。彼女は二日酔いらしく今日は予備校に行くのはやめると言った。
彼女は僕に謝った。僕も彼女に謝った。僕はこの部屋を出たらもう忘れなきゃいけなくなると思い、もう一度だけキスをした。悲しかった。

予備校で僕は寝不足と昨夜起こったことで全然集中できなかった。それこそ一日中だ。後悔というかなんというか。僕は彼女が好きだった。

予備校帰りに彼女に電話した。体調はあまり良くなってないらしく僕は心配した。彼女はまた僕に謝った。そして後悔しているといった。何を後悔しているか訪ねると、中途半端なことをしたことについて、と言った。僕も彼女の信頼を無くしたであろう事について後悔していると言った。携帯の充電が切れそうになり、お大事にと言って電話を切った。

僕はどうしたいんだろう。好きで好きでしょうがない、でももう叶わない恋とわかっている。できればはっきりNOと言ってもらいたかった。

僕はもやもやしている自分の気持ちの行き先が不安で仕方がない。


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