 |
 |
■■■
■■
■ 撃沈のわけ
先月、日記で撃沈したことを書きました。
あまりにショックで、撃沈の理由は書けませんでした。
だいぶ落ち着いたので、そのことを書こうと思います。
私の実家ではももが暮らしていますが、実はももの ずっと以前、犬を飼っていました。
雑種で、「ボビー」という名前の犬でした。 姉の友人宅で産まれた子犬を譲ってもらったのです。
ボビーがやってきてから1年くらい経ってから 私も高校を卒業し、実家を離れて暮らし始めました。 ときどき帰宅するとすごく喜んでウレションして くれる犬でした。
姉もそれからしばらくして嫁いだので、ボビーの 世話は主に母がしていました。
そして5年ほど経ってから実家に戻ることになりました。
実家に戻って生活していましたが、その頃は遊ぶことが 忙しかったり夜更かししたりで、朝にめっきり弱く 散歩にはほとんど行ってなかったんじゃないかと 思います。夕方たまに行く程度だったでしょうか。
実家に戻り1年くらいしたある日、母方の親戚に不幸が あり、母と私で行くことになりました。
体の調子の悪い父は長距離移動が無理なので 自宅で留守番です。
そして1泊か2泊して実家に戻ってみると。。。
ボビーの姿がありませんでした。
びっくりして父にどうしたのか聞くと 隣町に住んでいる父の弟の近所の人が 犬を飼ってもいいといってくれたので 連れて行ったと・・・・。
もちろん抗議して、「連れ戻す!」と言いましたが 「おまえ、面倒みないじゃないか!」と言われてしまい 詰まってしまいました。
父もボビーを川原に連れて行って 遊ばせたり散歩にも行っていて6年も一緒に暮らした 犬なのにどうして。。。
母と出かけていく数日前から、ホント、ボビーのことを かまってやれず、ボビーも私が帰宅しても上目使いで 見るだけ。「もっと遊んであげないといけないな〜。」と 思っていた時だっただけにとても後悔しました。
そして連れ戻しに行ったりしなかったのは きっと散歩に行かなくてもよくなったという 身勝手な気持ちがどこかにあったんだと思います。
今から10年くらい前の事でした。
そして今は実家にももが来て、私もHPを作ったり ももをかわいがっているわけですが、 ネットで知り合った方に「犬を飼うのは初めてですか」と 聞かれても、ボビーのことは言えませんでした。。。
そして
先月、母と電話で話をしていて ボビーの話を聞かされ、愕然としました。
その日、知り合いの方が実家に来たそうです。
その方が「実は、、、」と話されたそうですが
「お宅のお父さんに頼まれて、犬を保健所に 連れて行ったんです。」と。
母はその事を知らなかったそうです。
ただ、車庫にボビーのリードがあったので、 知人にあげるなら、これももっていくはず、とは 思ったそうですがなんだか怖くて父に聞けなかった ということでした。
母は「なんであんなに長く飼って世話していた のに、そんなことをしたのか・・・。」と言っていました。
私は電話を切ってからも涙が止まりませんでした。
保健所に連れていかれたボビーの気持ちを考えると。。。
「なんでボクここにいるの?」
「すぐ、おうちに帰れるかな?」
「プラムちゃん、迎えに早く来ないかな。。」
最後の瞬間を迎えたときのボビーの気持ちは。。。。
私がもっとボビーをかわいがってあげていたら。 あのとき、連れ戻すという強い気持ちがあったら。
後悔しきれない気持ちでした。
もものHPもやめようかとも思いました。
ボビーをそんな目にあわせておいて 「犬好き」ぶっていて。
でも、ももを通してたくさん得たものもあるし 今はあの頃より命を重さを考えるようになりました。
わがまま極まりないですが
HPは続けさせて下さい。
そして、やはり今後犬を飼うことはないと思います。
一匹の犬を不幸にしたのは事実ですから。
2002年07月26日(金)
|
|
 |