2002年11月05日(火) |
無責任劇場/カラマーゾフとわたくし |
こんばんは。お元気ですか?桂子です。
今日は仕事から帰ったらとっても嬉しいメールがいくつか届いていて、 また温かなレスもいただいていて(Kさまありがとうございます〜) 幸せで飛んでしまいそうでした。(どこへ…)
こんなふわふわしたしょーがない私ですが、 これからもどうぞよろしくお願いいたします…(九拝)
…とここでいきなり 「書き逃げ御免・無責任劇場」にまいります。 (チョンチョンチョンチョン…)
『ひー様の挑戦』
翡「ねえ、友雅」 友「――何」(雑誌に目を向けたまま) 翡「…つれないねえ。私の身内はどうしてこう…」 友「(誰が身内だ)…用があるならさっさと言ったら?」 翡「ちょっと、私とキスしてみない?」
ばさっ…
(友雅雑誌を取り落とす)
友「…今何か、幻聴を聴いた気がするのだけど…」 翡「だから私と」 友「叩き出すよ」 翡「ほら、この間は眼力で君に負けただろう? だから今度はキスで勝負を」 友「…そんなに勝負がしたいなら、 君にはこれをくれてやろう」
ばきっ…
(顔面に強烈な右ストレート)
翡「ひどいねえ…君ってサド?」
…うーん。色気が全くない(桂子2戦目も敗北)
続きまして、 本日の「珍しく文学でも行ってみよう」:『カラマーゾフの兄弟』
村上春樹が提唱(?)する「全日本・読了クラブ」に名を連ねるこの作品 (ほかに「失われた時を求めて」「ユリシーズ」「大菩薩峠」があるそうな)、 テーマは恋愛、哲学、宗教、政治、ほか非常に多岐にわたり、 ミステリーとしても最高に楽しめる傑作です。 そしてなんといっても特筆すべきはそれぞれのキャラの立ちっぷり。 (しかも美形なんですわ兄弟たち…)
まず主人公のアリョーシャ。3人兄弟の末っ子。 美しく真面目な見習い僧の青年で、その清らかな心根に周りの僧侶たち、 青年たちをのきなみ虜にしております。(兄弟もです) 私の中でずーっと彼は、ビジュアル鷹通でした…
そしてアリョーシャの兄、イワン。…イワン〜!!(愛が暴走) ニヒルな美形。ユークリッド的知性の持ち主。とにかく頭がいい。 そして恋する相手がいつも悪く、報われない。(しーくしく) 外見翡翠で(言い切ったな私…)中味が枯れ切ってない友雅。 私は一発でメロメロになりました。
この二人が…この二人が…もうもうすごいんです。 ビバ文豪!!
実はこの作品、第1部完成後まもなく作者ドストエフスキーが死去したため、 第2部が書かれずに終わっており、わたくしは1部を読んだ後、 思わず研究書を探しにネットを彷徨いました。(ちゃんとありました予測本。)
分厚い本ではございますが、はじめの300ページを越えたら一気です。最高です。 長い休みや南の島などへのお供本をお探しの折にはぜひぜひ。 また、この作品については、サイト「年々歳々」さまのほうで もっと詳細かつ面白い解説がアップされておりますので、 ご興味のある方は、よろしかったらリンクページからご訪問くださいませ〜 (…その解説には、江○ちゃんとわたくしの素のやりとりが…あははは…)
以上、「珍しく文学で萌えてみよう」でございました。(おや?)
ではではおやすみなさいませ〜。
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