「つれづれノート」の新刊が、書店の文庫の新刊台に、 積まれているのを見つけると。 今年も夏が来たんだなあと、思います。毎年。
「つれづれノート」は銀色夏生の日常エッセイです。 毎年夏のこの時期に、一年分が文庫に収まり発売されます。角川から。
もう…かれこれ十年以上、追っていることになるのでしょうか。 色んな場所で読んできました。その年、その年で… 帰省の新幹線の中、お気に入りだった喫茶店。 のんびりお風呂で読んだりも…
楽しいばかりの内容じゃなく、胸をズキンと刺すような、 言葉が結構多いのですが。 不思議とテンションの低いときでも身構えないで読めてしまう。 というか、そういうときに読むと一層言葉が身にしみる… (別れたときとかねえ…(笑)。)
読み始めは大学のときでした。 「単純な恋」という詩の内容を、友人が葉書に書いてくれて。 そのとき、ああ…この詩、いいなあと思い、本屋で詩集を手に取って。 それから色々読んでいくうちに、サークルの先輩も好きだと知って。 会社に入っても同期の友人がたまたまやっぱりファンだったりし。 結構、色んな人々と、盛り上がってきた気がします。
詩のほうは、今はそれほど読み返したりはしないのですが、 「つれづれノート」は出るたびに、はしっと右手が伸びてしまう。 今年も読めて、嬉しいです。
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今日、春から一緒のチームになった、隣の席のスタッフさんが、 帰る間際に「○○さん、○○さんv話し掛けてもいいですか?」と、 話し掛けてきてくれまして。「なになになに?」と返事をすると、 「十二国記、また始まったんですよ〜♪」とアニメの情報を色々と 教えてくれました。 …そう。リーダーと私が少し以前に 「小野さん新聞の高額納税者に出てはったよね!」 と盛りがあがっていたところ、隣の席から「えっ…」と、 小さな驚きの声が漏れ。すかさず二人で「□□さん…ひょっとして?」 とつっこみを入れさせていただいたところ。 我が部5人目の十二国記ファンの存在が明らかになりました。(多っ)
そのとき私がすかさず彼女に「どの国が好きっ?」と尋ねたところ。 隣の席のリーダーは、「…○○ちゃん…いきなり濃すぎるわ…(笑)」と 机につっぷしうけました。が、 彼女は嬉々として「慶国です!」と答えてくれました。(即答)
類友万歳!ありがとう会社!
(これで遙かファンの人がいたらなあ…)
ちなみに私は小野主上作では「悪霊」シリーズが好きなんです。 キャラがいいわナル(←人の名)がいいわ恐ろしいほど 読むと怖いわ; (自分には「屍鬼」より怖かった…(涙)。ちなみに「屍鬼」では 夏野くんが好き〜。)
「悪霊」は、夏の夜にはいいですよ〜。 読むと泣きそうに冷えますよ〜。 (そしてどなたか「ナル本」を出してくださいませんでしょうか… 十二国記はいっぱい持っているのですが… ナル本は二冊しか……(ぐしぐし))
と、またもや長くなりました; ではではこのへんで〜。
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