白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2003年07月10日(木) 今年も夏が

「つれづれノート」の新刊が、書店の文庫の新刊台に、
積まれているのを見つけると。
今年も夏が来たんだなあと、思います。毎年。

「つれづれノート」は銀色夏生の日常エッセイです。
毎年夏のこの時期に、一年分が文庫に収まり発売されます。角川から。

もう…かれこれ十年以上、追っていることになるのでしょうか。
色んな場所で読んできました。その年、その年で…
帰省の新幹線の中、お気に入りだった喫茶店。
のんびりお風呂で読んだりも…

楽しいばかりの内容じゃなく、胸をズキンと刺すような、
言葉が結構多いのですが。
不思議とテンションの低いときでも身構えないで読めてしまう。
というか、そういうときに読むと一層言葉が身にしみる…
(別れたときとかねえ…(笑)。)

読み始めは大学のときでした。
「単純な恋」という詩の内容を、友人が葉書に書いてくれて。
そのとき、ああ…この詩、いいなあと思い、本屋で詩集を手に取って。
それから色々読んでいくうちに、サークルの先輩も好きだと知って。
会社に入っても同期の友人がたまたまやっぱりファンだったりし。
結構、色んな人々と、盛り上がってきた気がします。

詩のほうは、今はそれほど読み返したりはしないのですが、
「つれづれノート」は出るたびに、はしっと右手が伸びてしまう。
今年も読めて、嬉しいです。




今日、春から一緒のチームになった、隣の席のスタッフさんが、
帰る間際に「○○さん、○○さんv話し掛けてもいいですか?」と、
話し掛けてきてくれまして。「なになになに?」と返事をすると、
「十二国記、また始まったんですよ〜♪」とアニメの情報を色々と
教えてくれました。
…そう。リーダーと私が少し以前に
「小野さん新聞の高額納税者に出てはったよね!」
と盛りがあがっていたところ、隣の席から「えっ…」と、
小さな驚きの声が漏れ。すかさず二人で「□□さん…ひょっとして?」
とつっこみを入れさせていただいたところ。
我が部5人目の十二国記ファンの存在が明らかになりました。(多っ)

そのとき私がすかさず彼女に「どの国が好きっ?」と尋ねたところ。
隣の席のリーダーは、「…○○ちゃん…いきなり濃すぎるわ…(笑)」と
机につっぷしうけました。が、
彼女は嬉々として「慶国です!」と答えてくれました。(即答)

類友万歳!ありがとう会社!

(これで遙かファンの人がいたらなあ…)


ちなみに私は小野主上作では「悪霊」シリーズが好きなんです。
キャラがいいわナル(←人の名)がいいわ恐ろしいほど
読むと怖いわ;
(自分には「屍鬼」より怖かった…(涙)。ちなみに「屍鬼」では
夏野くんが好き〜。)

「悪霊」は、夏の夜にはいいですよ〜。
読むと泣きそうに冷えますよ〜。
(そしてどなたか「ナル本」を出してくださいませんでしょうか…
十二国記はいっぱい持っているのですが…
ナル本は二冊しか……(ぐしぐし))

と、またもや長くなりました;
ではではこのへんで〜。


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桂子 [HOMEPAGE]