白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2003年07月09日(水) CEOシリーズ番外編2

こんばんは。お元気ですか?今日も萌え萌え桂子です。

夕方外を、歩いていたら、ぱらぱら雨が、降り出して。
本日の日記が決定しました。
CEOの小ネタです…
(ほとんど「風が吹けば桶屋が儲かる」式の薄いリンクだにゃ…)

「Twilight」よりも時間的には前の二人のお話ということで…。





「CEO」

「うん?」

「雲の、動きが速いです」

「ああ…ひと雨来そうだね」


52階の窓の外。

鈍色の雲が垂れ込める。


「暑いから…ちょうどいい」

「ここは、いつでも快適でしょう?」


くすりと彼が、笑みを刷き。

再び窓に、目を向ける。


「あ……今、稲妻が」

「どの方向?」

「向こうです」


そのまま二人、なんとはなしに、
空の、様子を見ていると。

ほどなく雨が、降りはじめ。

ガラスの向こうは瞬くうちに、
白く、濁って見えなくなった。


「…閉じ込められた、気分です」

「夕立ちに?」

「ええ――」


雨音も。雷鳴も。

窓の、内には届かない――


「…閉じ込めて、あげようか。

私がもっと、君のこと――」








ここで一応エンドです。

このあと、桂子の制止に関わらず、役員の人が暴走し…
お話が終わらなくなりました。
というか、まとまり悪すぎになりました;

それでもOKなお心の広い皆様は、
よろしかったらこのまま下に、お進み下さいませ…

(あの、男性同士のそういうのがだめでいらっしゃる方は
どうかこの先は見ないでやってくださいね(嘆願))





「閉じ込めるって、何ですか…」

「教えて欲しい?藤原君」

「CEO……っ――」


彼を、この手に閉じ込めたい。

ほかの、ものなど見えないように。

ほかの、音など聞こえぬように。


「…唇を…開けなさい」


彼が、嫌がり身をよじる。


私を入らせまいとして、
その唇を、引き結ぶ――


「だめだよだって…知っているもの。
どんなにそこが、甘いのか――」

「――っ……んっ…………」


背中に愛撫を加えれば、
彼は、小さな声を上げ。

そうしてついに、唇を開け、
私を中に、入らせた。


「っ……あ……」

「熱いね君の、この中は――」

「……やっ――CE……」

「ねえ…君の、身体の中も、
こんなに熱いの?藤原君――」









ひーー……

でもでもこのあと鷹通は、ちゃんと彼から逃げました;
お痛しましたがお許しを〜〜(汗)

ところで、某方様にいただいたレスで気付きました。
CEOと秘書って主上と麒麟の関係に
ほんのちょっぴり似ておりますね…
高ーいビルは金波宮や白圭宮みたいなものかしら…

ではではまたです〜。


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桂子 [HOMEPAGE]