白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2004年10月15日(金) 愛、あればこそ

悩み、迷って苦しんで背一杯書く人・描く人はいい。
そんなに苦しいほど創作というものを、
二次創作ではキャラというものをまた
大切にしている証だろうと…

ここで私の好きな短編をちょっと引用いたします。
(『ものすごく手のふるえるギャルソンの話』吉田篤弘 より)


「ぼくはギャルソンになるの、あきらめた」

「どうしてなの?」

「手がふるえるんだよ」

「(略)――あなたはね、先輩のギャルソンたちを尊敬し、
ギャルソンという仕事に誇りを感じてるのよ。
だからこそ手がふるえるんだわ。(略)
手のふるえないギャルソンなんてニセモノよ。
手のふるえるギャルソンこそ、いずれ本物の
ギャルソンになるの。そんなこと決まってるじゃない。
むしろ喜ぶべきことよ。私はそう思う。
手がふるえておめでとう、よ」

(「a piece of cake」吉田浩美著 pp48-49 p/b筑摩書房)



創作を書いてwebにアップするときに
ものすごく緊張し疲れてへとへとになることがなくなったら
自分は書く資格はないものと考えるべきかもしれないと
この話を読むと思います。

同じ理由で、悩んで書いている・描いている人は
プロであれアマであれすごく好きになるのです。
心で書いている・描いている人がとても好きになるのです。


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桂子 [HOMEPAGE]