2007年01月19日(金) |
あの海の男が… 『エル・アルコン―鷹―』 |
青池保子の傑作漫画、『エル・アルコン―鷹―』が宝塚にて、上演されるとか。
なるほど『チェーザレ・ボルジア』も、以前には、この宝塚で舞台化されたのを思えば、その流れを汲むあの男、ティリアンが同じ舞台に立つのもまったく不思議はない。
頃は、大航海時代。スペイン貴族の血を引いた、イギリス海軍将校の、ティリアン・パーシモン少尉は、野望のため、次々人を、破滅へと追い込む。
けれど、自分に付き従う、忠実な水夫・ニコラスには、唯一、その心を許し、優しくすら見えて。
そのギャップに、少女時代、昏倒するかというくらい、魅せられたものです…。
(このティリアンが、居たために、翡翠をクリアしたときに、「充分ソフトで優しいぞ。ティリアンを思えば…」。 そういう感じがしたことを、よく覚えています。 うちの翡翠が甘いのは、同じく海の男である、ティリアンという存在が、悪すぎたせいでしょう…。)
なお、今度の舞台には、ティリアンの出る別作品、『七つの海七つの空』も、含めているようで。
それは、すなわち舞台にて、同じ作者のあの漫画、『エロイカより愛をこめて』の男たち、少佐・伯爵の先祖の、初対決であり…
とするともう、ファンとしては、いつか、十年後くらいに、『エロイカ』のほうも上演が、されたりしないかと…
…それは、さすがに無理かなと、思いつつも期待。
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