白虎草紙
『遙か』の白虎組についての四方山話、SSなどです。

2007年03月25日(日) ご無事でいらっしゃいますよう

 
  

今日、大きな地震がありました。
こちらをご覧の方で、
大きな被害に遭われた方がおいででないよう、
この先もご無事でいらっしゃるよう、
お祈りいたします。


(某様、日記でご無事なのを知り、
ほっとしています。
単身赴任中の弟も石川の隣県に住んでいて、
慣れぬ地でのひとり暮らしなので心配で…。)



十数年前、
阪神・淡路大震災では、
自分の家も、震度7を上回る揺れに遭い、
十歳ごろまで自分も住んだ、
目の前の祖母の持ち家が、全壊しました。


(祖母は、家が崩れ落ちる前に、
倒壊したブロック塀の隙間から脱出し、
無傷で無事でした。)


私は、地震発生の翌日の晩、
東京より実家に戻りましたが、
震度4ほどの余震がずっと続き、
倒れた食器棚の、ガラスの破片が、
絨毯の上で光るのを見ながら、
布団をかぶり、服を着たまま寝たのを覚えています。


ひびが入り、あちこちで盛り上がっていた、
アスファルトの道路、
屋根が崩れ落ちた家々のそばに、
誰かが捧げた弔いの花束、
電話の繋がらない友達の家を、
歩いて回り、
何度も行ったその友達の家が、
土砂のごとく崩れ落ちているのを見、
もうあの子はいないのかも知れないと、
思ったときの気持ちは、
一生けして、忘れることはありません。


その後の再会の、どんなに嬉しかったことか……





まだ、これから強い余震もあろうかと思います。
お近くの方、どうぞくれぐれもお気をつけくださいますよう。









(あたたかい、拍手を賜り、ありがとうございます…!

次の次の日記にて、
あらためて、御礼を申し上げます。)







 



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