友雅さんが、わたくしに、にこにこ近付きます。
「ねえ、桂子くん」
「…はあ、なんでしょう…」
「君は、このところ――
大切な、或ることを、忘れていないかい?」
「…大切な或ること…?」
「そう。こちらの日記を出、 君の、サイトの入り口を、 よおく、見てご覧?」
「……。 …」
「ほら、わかったね?」
「いや、全くに…」
「めぐりが悪いねぇ…
ほら、『十八禁』だって、 そこに、あるだろう?」
「…わー… …そうでした。忘れていましたね」
「…そう、ここ一年… いや、もっとかな?
看板に、偽りが、 あるのはいけないよ」
「はい、友雅さん――
では、早速あの表示、 もう、外します」
「…ちょっ、待ちなさい…っ!」
「……友雅殿」
「……っ!!
…や、やぁ鷹通…」
「あなたはなんて、恥ずかしい、 真似を、なさるのです!
桂子殿、友雅殿は、私がおさえます。
『ボーイズ プラトニックサイト』に、改称願います」
「……た、たかみち〜〜〜〜っ」
― 完 ―
○あたたかい、拍手を賜り、ありがとうございます…!
いつも、お時間をくださり、 ここを、お訪ねくださって、 あたたかい、お気持ちを、ありがとうございます。
ここを、覗いていただける、それが、嬉しくて。
だから、何か…ひとつでも、 白虎について、笑いやら、 お持ち帰りをいただける、 ものを、書きたいと…
力不足でありますが、 そう、思います。
いつも、お力をくださり、ありがとうございます。
こんなにも、幸せで、私は元気です。
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