東京の憂鬱
紫煙を燻らせながら綴る日常、小言、気分な音楽。備忘録的日記。

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2003年04月09日(水) リスクヘッジ

いつもの準急に乗れずに始業時刻ぎりぎりに会社に到着。午前中は報告書の作成後、部長に報告、そして会議の資料準備。

昼食は社食で定食後、喫茶室で缶コーヒー。W先輩と隣りの隣りのシマのN先輩とダイエットの話になる。N先輩は会社帰りは駅から家まで徒歩20分の道程をスーツに革靴で走って家に帰るという。それだけで新陳代謝がよくなって、長期的に太らない体作りを心掛けているとのこと。だが、難点は、夜道を走っているので、前を歩いている女性がいたりすると、足音で振り向き、朝でもないのにスーツで走っているからその怪しさを打ち消そうと、その瞬間だけ「自分はジョギングをしているんだー」という顔を一瞬作らなくてはいけなくなることらしい。その一瞬、自分に嘘をついているような錯覚に陥るということだ。朝の満員電車で痴漢に間違えられて無罪を主張し続けて裁判で無罪を勝ち取るまでに5年かかると言われるような世の中なので、文庫本を持って両手で顔の前で読んでリスクヘッジしている自分と似ている。

午後は広告代理店の来訪。依頼していたDMの提案を受ける。以前、他の代理店から受けていた案とあわせて部内でアンケート調査し、どの案が良いかの票を集める。発送対象とする20代・30代の人に見てもらうので、部長やマネージャーには見てもらわないことにした。満場一致で「届いていたら開けてみる」というものや、「開けずにすぐに捨てる」意見と「届いたら必ず開けて見てみる」ものがあるなど、意見が分かれたものがあったりする。微妙な年齢層の違いで受け取り方が異なるものだ。

今日は早帰りを徹底させるということで部長は17時31分に退社。全員遅くとも18時半には退社し、隣りのシマのマネージャーが声がけしたいつものメンバー6人で焼肉屋に行く。食べ放題・飲み放題で2,900円。

飲み物もセルフなので、ビールを全員分ジョッキに注ぐ。学生時代にデニーズでフロアのバイトをしていたので綺麗な泡30%に仕立ててテーブルに持っていき、とりあえず乾杯する。

でもなぜかビールはワインの匂いがする。恐らくそのビールジョッキでワインを飲んだ人がいて、洗浄が甘かったのだろう。

22時過ぎに解散し、朝の通勤途中で読み終わってしまった浅田次郎の文庫本を入社2年目になったM嬢に強引に渡して手ぶらで帰る。

23時半には家についてポストを見るとamazon.co.jpで以前注文していた景品表示法のHOWTO本が届いていた。くしゃみを連発しながら彼女と電話で話してから寝る。

♪NIGHTFLY / DONALD FAGEN


manabu

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